ウェブマーケティングを進める場合、さまざまなツールを利用することが大切です。LINE公式アカウントを持っている場合は、リッチメニューを運用してみると良いでしょう。リッチメニューを使えば、ユーザーへ受動的に情報を伝えられます。ここでは、リッチメニューの特徴や設定方法、設定する時のポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
リッチメニューとは?
リッチメニューとは、LINE公式アカウントが利用できる機能です。トーク画面のキーボードエリアにある「タイル状メニュー」のことを指し、タイル状に画像が並んでいてそこからさまざまなページに移動できることが特徴です。リッチメニューに入れるコンテンツとして、店舗検索やクーポン画面・イベント紹介などがあります。また、リッチメニューの内容を変更することも可能で、定期的に更新すれば状況に合ったマーケティング活動ができるでしょう。リッチメニューは料金プランやアカウント種別に関わらず、どの公式アカウントでも利用できます。料金プランによる機能差もありません。
リッチメニューは6画面まで設定できます。画面数や大きさは自由にレイアウトでき、強調したい内容を2~4画面分で使うことも可能です。また、リッチメニューは「プッシュ型の情報ツール」とも言えます。トーク画面を見たユーザーは受動的に情報を見ています。そのため、タップしていなくても「店舗検索ができる」「キャンペーン中」「クーポンがある」など、ユーザーの記憶に情報を残すことができます。
リッチメニューを設定してみよう!
リッチメニューは、Web版の管理ページもしくはアプリから設定することが可能です。Web版では「LINE Official Account Manager」の「リッチメニュー」から新規作成を選択し、表示方法やコンテンツの設定をします。設定するのは、タイトルと表示期間、メニュバーテキスト、メニューのデフォルト表示です。タイトルはユーザーに表示されません。また、メニューのデフォルト表示で「表示する」にすると、トーク画面を開いた時にリッチメニューがすぐに現れます。「表示しない」はユーザーがタップしない限り、リッチメニューは表示されません。コンテンツの設定では、テンプレートや背景画面のアップロードなどをします。
アプリ版も新規作成から設定していきます。アプリ版の場合、デフォルト画面を使えることが特徴です。Web版の場合、掲載する背景画面は作成者が編集後にアップロードしなくてはなりません。一方、アプリ版ではデフォルト画像が使えるため、簡単にリッチメニューを設定できるようになっています。また、リッチメニューのテンプレートに合わせて画像を編集できる「イメージメーカー」もあります。イメージメーカーを使えば、「用意した画像がテンプレートのサイズに合わない」などの悩みも解決するでしょう。
リッチメニューを運用する時のポイントとは?
リッチメニューを運用する時は、ユーザーが「気になる」「タップしたい」と思える画像を挿入することがポイントです。写真やイラストで興味を引けると良いでしょう。また、見やすい文字を意識して、ユーザーの記憶に残るようにします。そして、リッチメニューでは、ターゲット層に合わせた設定をすることも大切です。ターゲット層が合っている内容を提供できると、LINEを経由したコンバージョンも増えていきます。さらに、伝えたい情報はリッチメニューにすることでユーザーからのブロック率を下げられます。その理由として、メッセージを何度も送信するよりも押し付けている雰囲気にならないからです。見るだけで情報収集できるのは、ユーザーへの負担が少ない方法と言えます。
リッチメニューを使ってマーケティング活動をしよう!
LINE公式アカウントが使えるリッチメニューは、さまざまな情報を一度に伝えることが可能です。表示されているだけでユーザーの記憶に残りますし、見てほしいページへ誘導することもできます。リッチメニューでは、クーポンや店舗検索・キャンペーン情報などを載せる場合が多くなっています。これを参考にリッチメニューを導入し、マーケティング活動を進めてみましょう。